水底遊歩道
- 岡山大学ヨット部

- 11月10日
- 読了時間: 3分
こんにちは、74代のひきたいです。今回は引退ブログです。まずは、この一年間、岡山大学ヨット部の活動を支援してくださったOB・OGの方々、指導をしてくださったコーチの方々、練習、大会にて海まで足を運んでくださった保護者の方々、本当にありがとうございました。皆様のご支援のおかげで私にとってヨット部の活動はかげがえのない思い出になりました。ありがとうございました。
中国インカレが終わってから1週間ちょっと、今これを書いています。あの中国インカレを思い出すといろんな感情が溢れ出ます。正直、やりきれなかったと感じています。「後悔はない」といえば嘘になります。もう少しヨットに乗りたいと考えてしまっています。ですが、自分の番は終わったのだと言い聞かせています。次の主役は75代、76代、77代です。私は彼らが中国インカレの優勝を勝ち取り、胸を張って全日本インカレに進めるようOBとして支えていきます。
この引退ブログでは引退した今、自分が感じていること、時間を巻き戻せたらどのように4年間を過ごすか書いていこうと思います。自分に足りなかったことはヨット馬鹿になることでした。「平日もヨットのことを考える」、「気が付いたら自主練してる」、「自分の成長を何よりも喜ぶ」なんてことはできておらず、馬鹿になりきれていなかった。研究室の研究活動、後輩への指導。どれも大事なことですが、私が叶えたい理想と実際に私が選んだ現実には乖離がありました。ヨット以外のことを捨てきれなった弱さが私にあると思います。スナイプリーダーをやるからには一番を走りたいと言った日があります。2人のスキッパーは速い。彼女らに追い付き、追い越せればチームとして勝つことができると考えていました。その目標に向けて突っ走っていました。レースシーズンを迎え、チームを意識し始めると徐々に私の目標は変わっていってしまっていたのかもしれません。無意識に「私」ではなく「チーム」が勝つという目標にすり替わってしまったのかもしれません。結局追い付けずに終わってしまいました。勝ちたかった。
時間を巻き戻せたら今の理想を叶えられるか?という問には答えるのは難しいです。1年前に戻っても同じことを繰り返すと思います。ただ、2年前、3年前だったら? 叶えられるかもしれません。最後までフィニッシュでトップホーンを聞くまでヨット馬鹿になりきれないと勝てないです。
私はスナイプリーダーとしてチームの雰囲気には寄り添ってきました。私が理想とするチームの雰囲気は全員が楽しくヨットに乗れていること、辛い思いはさせたくない、笑顔が溢れるチームでありたいと思っていました。軌道に乗るまでは難しいこともあったと思います。選手として75代がいない状況で76代のたくさんの後輩たちを成長させるのは難しかったです。ただ、5月に入ると私にも余裕が生まれ心地の良い雰囲気で活動ができていたと感じています。この1年間、私はこのチームですごく楽しかったです。
率直に私はヨット部に入ってよかったです。尊敬できる先輩、大切な仲間、後を託せる後輩に出会えて私は幸せです。これからも繋がっていたい。そう感じます。これからはOBとしてできることはなんでもやっていこうと思います。ありがとうございました。
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