ヨットって楽しい
- 岡山大学ヨット部

- 11月5日
- 読了時間: 5分
大変お世話になりました。74代のまめです。
引退して少し経ちましたが、徐々に実感が沸いてきた感じがします。まだ部活に行かない土日は意外と悲しくならないけれど、もうみんなとヨットに乗れないのかと思うたびに少しずつ寂しさが実体を伴ってきました。
では引退ブログですね。4年間面倒だったブログも最後となるとこれもなんだか寂しいです。まずは一番伝えたい感謝から。
こんなに楽しくて、切磋琢磨する仲間がいて、そしてがんばりたいことを最大限にサポートしてくれる環境に4年間も身を置かせていただき本当にありがとうございました。 また同期、後輩たち、先輩方、OB・OGさん方や大学、ハーバーの方々など本当にたくさんの方々にお世話になりました。ずっといろんな場所で、見えないところでも、たくさんの人に支えられて4年間を終えることができたのだと思います。重ねてになりますが本当にありがとうございました。
さて僕は4年間の振り返りとさせていただきます。長々書いてしまいました。お目汚し失礼します。
まず後悔はたくさんあります。練習への取り組み方や平日の過ごし方、体力や体作り、気持ちの持ち方、後輩への接し方などなど。やっぱり中イン勝つことができなかったし、1番艇なのに一度もトップホーンならしたことも、表彰されたこともないし。どのレースにも自分のミスや詰めの甘さで順位を落とした場面があって、あのときこうしておけばは尽きないものです。振り返ってみるとレースで戦うという観点ではまだまだ向上の余地があって、間に合わせられなかったし、それはやっぱり自分の甘さに起因するなと思います。そしてそれでもやりきったと思ってしまうのも、また自分に甘いところですね。
というわけで、勝つためにといった殊勝な言葉はでてこなかったので、4年間楽しかったことを中心に書かせていただきます。ヨット部しんどいなってときにまだまだ楽しいこといっぱいあるよを伝えられたら幸いです。
1年のときはヨットを好きなわけではなかったけれど、練習するたびにできることが増えてそれ以上にできないことがいっぱい見つかってそれが悔しくてでもわくわくした気がします。この時期はルーシーさんやOBさん方を真冬の海に沈めまくっていました。今のスキッパー達の誰よりも下手やったから、今焦ってる人いるかもしれんけど、練習しつづければどこかで絶対走れるようになるから落ち込まず頑張って欲しい。
2年になって、レースシーズンはあんまり海出れなくて、貴重なヨットに乗れる時間もあんま成長を感じられなくてすごく焦ってました。ちょうど76代にも同じ気持ちの人いるんやないかな、しんどいよね。でもその分冬がもうほんとにすっごく楽しかったです。毎回フル出艇できるぐらいいっぱいヨットに乗れて、できないことも多いけど毎日成長を感じて、微風でも強風でもヨットに乗れることがもう楽しくて楽しくて、1日に10回ぐらい沈しても乗りたいぐらい楽しかったです。特に強風好きになったのこのころからなきがします。成長を感じたり、認めてもらえるとやっぱり楽しいものです。
3年になるころには人数の都合で実力でとったわけではないレースメンバーになって、レースメンバーの重圧はもちろん、ゆきさんやイコットよりも速いスキッパーでなければと不安になっていました。でもそんな中でもヨットに乗っている間はとっても楽しかったです。特に夏季OPで今までそんなに走れなかった強風が急に乗れるようになって、あのときの気持ちよさや喜びは一生忘れない気がします。そのあとピンダウン中に沈して、マスト曲げてしまったのもそれはそれで二度と忘れられないくらい苦い思い出です。船壊したときはほんとにどう償えばいいかとしばらく悩んで落ち込みますが、起きたものはどうしようもできないので、もう起こさないようにするのと、気を付けるポイントを後輩たちに伝えることかなーと個人的には思っています。ピンダウン中はちゃんとセンター上げるんよー。また、嫌いだったコース引きが楽しくなったのもこの時期です。船の上からでも先輩方にたくさん教えてもらいました。上がりや陸だけじゃなく教えてもらえると嬉しいし、気になったことはたくさん聞くと練習が楽しくなる気がします。
4年生になってからはまだちょっと思い出したくないですね。レースで前走るイメージしようとしても、UFD叩いたり、マークタッチしたりプロテストかけられたり、そんな場面ばかり鮮明で、夢にみたりして。まあ4年間では一番しんどかったです。とはいえいろんなレースに出させてもらったし、4886もいい船だし、練習でも後輩と走った1位は格別に嬉しいし、何より後輩たちが楽しそうに乗ってくれているのが嬉しかったです。後輩の存在は大きいですね。4年間ヨット部でいさせてもらえて本当によかったなぁと思います。
4年間振り返ってしんどかったときはいろいろありましたが、僕が一番持ち直せたのはヨットの楽しさです。もう部活休もうと思うくらいしんどかったときも、そういえばヨットって楽しかったなぁと思いだして持ちこたえました。みんな少なからずヨットを楽しいと思ったことがあると思います。しんどいときはぜひその気持ち思い出しながらヨット部を楽しんでくれたらいいなと思います。
最後になりますが、4年間本当にありがとうございました。
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