前年度主将を務めました、73代にっくです。
この度、私たち73代は11月上旬に行われた全日本インカレをもって引退いたしました。遠方の開催にもかかわらず、多くのOB・OGの皆様から温かい応援をいただきました。感謝申し上げます。
今回の全日本インカレでは、飛沫会からのご支援もあり、部員全員の41人で江の島に行くことができました。結果は24大学中23位と、目標であった団体10位以内には届きませんでしたが、スナイプチームは最後まで全力で走りました。大会当日、岡山大学のバースには多くのOB・OGの方々がお越しくださり、差し入れや励ましのお言葉をいただきました。また、飛沫会関東支部の方々には、観覧艇から力強い海上応援もいただき、乗船させていただいた1年生たちは全日本の壮大で緊張感ある海上の雰囲気を肌で感じる貴重な体験ができました。来年も同じく江の島での開催が予定されており、後輩たちは来年に向けて大きな学びができたと思います。ありがとうございました。
ここからは、主将としての振り返りを述べさせていただきます。
73代2年目の目標として「中国水域制覇」を掲げて練習に励んで参りました。その結果は、スナイプチームのみの全日出場となり、その目標に届かなかったといえます。73代1年目は73・74代ともにヨットに乗り始めたばかりで、最初のレベルアップからのスタートでしたが、2年目では幾つも上のステージでの成長が求められました。そこで、①牛窓での練習効率アップ、②遠征、③そのために必要な費用面のという3つの軸で進めました。現役同士で教えあう、高めあうことには限りがあるので、知識豊富なOB・OGやコーチの方に来ていただいたり、波も風もない牛窓を離れて他の海面での経験を増やしたいと考えたからです。
遠征に関してはGWの西宮オープン、中四前の夏季オープン、中イン前の広島合宿、を追加しました。それらの遠征では牛窓での練習の何倍もの収穫があり、有意義な経験となりました。しかし、それでも勝てなかった。私が選手として中インや個選に出場し、そして今回の全日でスナイプから聞いた手ごたえを踏まえても、この軸は間違ってなかったと思います。部員も寒い春合宿に耐えながら高い部バイトを払い、平日に自主練や整備に行ったりと力を尽くしてきました。結果を踏まえて足らなかったことを挙げるなら、選手が安定的に練習や遠征に参加できる環境づくり、チーム内での競争意識、個人の意欲向上など、大小さまざまな改善点、課題があると感じています。
2年目では、飛沫会や大学などのご支援のおかげで、これまで大きな支出になっていたワゴンの買い替えとアルバの船外機交換ができ、セールも買うことができました。これらの設備投資により、これからの代では他の備品投資や遠征補助に活かされるでしょう。私の考えですが、部活動は代ごとに区切られるものではなく、代を越えて繋がり、進化していくものだと思います。73代では結果を出せなかったですが、みんなの努力が実を結ぶのが来年であればいいなと願っています。後輩たちには、73代で取り組んできた良い点は引継いで磨きをかけ、改善を要する点は今の現役にあった良い形にしていってほしいです。
今後しばらくの間は76代育成期間に入り、そんななかでも上回生は成長を求められます。数と時間の勝負になるでしょう。73代はOB・OGという新しい立場になりましたが、今後も後輩たちを支え、応援していきたいと思います。お時間がある方々がいましたら一緒に牛窓に行きませんか?ぜひともOB・OGトークに花を咲かせたいものです。12月頭のふんころ杯でも待っています!
74代率いる新体制の岡山大学ヨット部を、どうぞよろしくお願いいたします。
そして、73代がお世話になりましたOB・OGさんやコーチ、部員のご家族、ハーバーや大学関係者の皆様、他大学の選手、後輩のみんな、本当にありがとうございました。73代10人を代表して感謝申し上げます。
また会いましょう。
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