【引退ブログ⑧ 74代イコット】
- 岡山大学ヨット部

- 4 時間前
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お久しぶりです。74代イコットです。470級スキッパーをやっていました。
引退してからもうすぐ2カ月が経過しようとしています。
引退してすぐに法律の勉強を再開したので、引退した自分を受け入れるとか、ヨットをしていない生活に慣れ始めましたとか、そういった引退直後の自分を見つめなおす機会を作れずにいました。毎日勉強の日々を送っているわけですが、少し暇をもらうことができたのでブログを書いています。
主将としての挨拶は別で行うので、今回のブログでは僕個人の振り返り、特に「どのような縁に恵まれてきたか」に着目して振り返ろうと思います。
僕個人のヨットに乗るにあたっての目標は「ヨットを通して色々な人と交流すること」でした。もちろん、勝負事には勝つ気で挑みました。部の主将として、部が勝つために貢献しました。ただ、長い人生の中で、ヨットに触れ合える時間がどれほどあるのか分からないのに勝負だけにこだわるのはもったいないと感じ、ヨットで良い成績を残して、強くなって、他の地域や年齢の人とヨットを媒介にして交流できるようにしたいと考えていました。
このように考えるようになったのは幼少期から続けていた水泳が影響していると思います。僕は3歳から水泳を習っていました。所属しているチームもすごく強くて全国常連の子ばかりでした。ただ、僕は競技成績があまり良くなく、県大会の決勝に出場できるギリギリレベルでした。今思えば劣等感の塊でした。中学3年生までずっとそのような環境に身を置いていたのですが、いつからか、水泳が好きなのかどうかも分からなくなっていました。
でも、全国常連の子たちが色んな地域の子と交流しているのを見て羨ましいと感じたのは覚えています。「強くなれば、強い子が集まる。そうすれば自分が見ている世界が広がる。」と思うようになりました。
さて、ヨット部に所属したことで、僕は色んな地域・年齢の方と交流することができました。きっかけは様々です。練習に参加してくださったり、一緒にヨット乗ったり、平日ハーバーで船の整備をしていたら話しかけられたり、大会で他大学の人に話しかけたり、遠征先のトラブルを解決しようと奮闘したり…。
その中で、相手がどのような仕事をしているのか、どのような経験をしてきたのか、本当に沢山のことを知りました。ヨットを通してこれほど色んな人と交流できるのかと驚きました。
これらの縁はかけがえのない縁です。自分の価値観に刺激を与え、世界を広げてくれました。代の離れたOB・OGの方・近しい先輩・後輩・指導、応援してくださった方々には感謝しかありません。そして、何より4年間一緒に苦楽を共にしてきた同期の7人、めちゃくちゃ大好きです。身の丈に合わない主将というものになれるよう背伸びをしすぎて沢山困らせたと思います。同期がいたからこそ頑張れました。意見が衝突することも多々あってしんどかったこともありますが、意見を言いあったからこその信頼感が絶大です。同期の7人は引退後も一番関わりのある縁だと思います。これからもよろしくお願いします。
また、後輩に伝えたいことは卒部式の時に伝えましたが、この1年間ついてきてくれて本当にありがとう。あの時のことを補足する形で、少しだけ伝えます。僕は「今ある環境が当たり前だと思わないでほしい」「応援されるチーム作り」旨の話をしたと思います。
僕は立場上色んな年齢層・地域の人と交流しました。
どうか自分の価値観だけにとらわれないようにしてほしい。もちろん、向き不向きもあるかと思う。でも、ほんの少しでも苦手意識がないのであればヨットという同じスポーツをしているのだから、積極的に自分から交流していってほしい。失敗もあるかもしれない。自分から交流して、世界を広げていってもらえたらなと思う。
では、僕の引退ブログはこのあたりで終わりにしようと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
74代イコット
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