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安全運転

執筆者の写真: 岡山大学ヨット部岡山大学ヨット部

おはようございます。 69代のペンペンです。


一般自動車免許を取得しました。思っていたよりも覚えなければいけない交通ルールやマナーがあり驚きました。実際に運転する立場になると事故の恐れからくる緊張感や普段感じないスピード感で平静を保てないこともしばしばありましたが、しっかりと運転マナーを守れるように励んでいきたいと思います。日頃、文句も言わず私を乗せてくれていた親や友人に感謝しました。ありがとう。


私は最近二冊の本を読みました。一つ目が東野圭吾さんの「手紙」、二つ目が凪良ゆうさんの「流浪の月」です。


どちらもTSUTAYAでおすすめされていたもので、「手紙」は今読んでほしい本、「流浪の月」は2020年本屋大賞受賞作として置かれていました。

この二つの作品は設定が非常に似ており、どちらも「犯罪者」を取り扱っていて人間の二面性や社会で生きるということ、自分が周囲に与える影響、誰にも言えない秘密など考えさせられることが多い作品でした。


「犯罪者」が大きな要素であるこの二作品。私の人生においては幸いなことに「犯罪者」は登場したことがありません。だからといって、これからの人生に「犯罪者」が登場する可能性は0ではありません。自分の友人が、自分の親族が、そして自分自身が。それが計画的であろうと、事故であろうと一度「犯罪者」の烙印を押されてしまうとその人とその周りの人の人生は、犯罪者と犯罪者の周りの人の人生に変わってしまいます。


以前読んだ「ソロモンの指環」という本では動物の攻撃性について描かれていました。二匹の鋭いくちばしや爪を持たない攻撃性のない別種の鳥を交配しようとして鳥かごのなかに入れた翌日、片方の鳥は、もう片方の鳥に攻撃され毛も抜け横たわっていたそうです。攻撃性など持たないと思われていた鳥ですら逃げる場所が失われただけで無残なことに同族殺しを行ったようです。

では、鋭い牙をもつ肉食動物ならより顕著に争いが行われるのではないかと思われます。実際は逆です。ペットの犬を考えてみたとき、明らかに別種の犬が散歩中に出会ったとしてもそれが同族殺しまで発展することはありません。それは犬が人間に調教されたからというわけではなく、互いに本能的に自分のひと噛みで相手の命を奪えることを本能的に理解しているからです。

攻撃性の強い動物が同族にまで攻撃をしていては子孫繁栄することが難しいことは容易に想像がつきます。つまり、神から攻撃性を与えられた動物には本能的に同族を殺さないリミッターがかけられているのです。


では、後天的に攻撃性を身につけた人間はどうなるのでしょうか。


私たちは教育を通じて後天的に同族殺しに対するリミッターを獲得していきます。そのリミッターの強度は個々の捉え方により変化し、気の迷い、パニック、興奮によって簡単にリミッターは外れてしまいます。そして「犯罪者」になります。


リミッターのはずれた犯罪者になることは望ましいことではありませんが、犯罪者になるということを理解することは非常に有意義です。名作である「手紙」「流浪の月」の両作品を読んで楽しみながら追体験してほしいと思います。


一度きりの人生、楽しく生きたいと思わせてくれる二作品でした。



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